最近流行りのiPad。
レポートを書く機会がちょくちょくあるので、アップル製の書類作成アプリ”Pages”をダウンロードしてみた。自分がダウンロードした時点での価格は¥850と、アプリとしてはちょっぴり高め。また自分が購入を検討していた頃の他のユーザーのレビューは、星1つか2つといった”購入ちょっと待て”感が漂っていた。値段や他ユーザーのレビューなんかを気にしていたら、なかなか購入をタップすることが出来ずにいた。同時に、購入したらこのアプリのレビューを我がWeblog”The Strange Storage”に記そうと決めていた。
先週、ようやく購入に踏み切れたので決心通り、ここTheStrangeStorageにアプリ”Pages”のレビューを記す。
PS 2013/10/29(Tue): iOS7向けのニューバージョンがリリースされました!
App Store |
アプリのサイズはこの時点で269MB |
初回起動時 |
この時には、まさかiCloudがあんなに便利だなんて思いもしなかった。 |
はじめよう。おぅ、はじめるか。 |
スタートアップガイドはWebからでも参照できる。 |
ということでPagesを使えば、上のガイドレベルの文書が作れる。これだけのクオリティのものが作れれば、レポート作成といった用途としては十分な気がした。ただ他ユーザーのレビューにもあったように、縦書き出来ないのが惜しい。
写真の編集もPages上でできた。トリミング(マスクという概念を使っていたので、正しくはトリミングではない)や回転、サイズ変更(アスペクト比固定)ができた。また、マルチタッチを活かした操作により、大きさを他の写真と揃える操作もできた。
3Dグラフ |
グラフ編集画面 |
作成した文書の配布方法 |
意外と分かりにくかったりするiTunes経由での共有方法。iTunesを開きiPadを繋げ、アプリの項目を選択。ページ下部のボックスからPagesを選ぶと、Pagesで編集可能なファイルの読み書きができる。
配布フォーマットは3種類 |
駄作か良作か?
個人的には良作。
自分の用途は、
- 文章が書け、文字揃え・インデント・回り込み・サイズ変更が出来る。
- グラフが描ける。
- 表が組める。
- 写真が貼れ、自由移動・トリミング・回り込み・サイズ変更が出来る。
だったので、機能としては十分だった。
タブレット端末でここまでの編集が出来る、しかも操作が直感的だったことも良作と思った理由。あと、美しいテンプレートと自負していらっしゃったテンプレートが本当に美しかったことも。ただ、マイナス点、例えば
- 日本語に対応しているフォントが少ない。
- 縦書き出来ない。
- Wordとの互換性が悪い。
がちらほらあるので、がっつり編集したい人には不向き。PCのオフィスソフトと比べてしまうと絶対に負けてしまう。その点は今後のバージョンアップに期待である。
結論
現状、さらっと必要最低限の編集が楽しく簡単に出来ればいい人向けのアプリです。
おまけ
iOSのソフトウェアキーボードはTwitterサイズ(140文字)の文章を入力するには適しているが、長文を入力するには適していない。Pagesを購入したことをきっかけに、ハードウェアキーボードを購入した。Pagesレビューのおまけとして、購入したキーボード”SANWA Bluetooth Wireless Silicon Keyboard : SKB-BT14BKM”のレビューをさらっとする。
キーボードの大半の素材がシリコンなので、丸めることができる。カバンに収納するときに便利。
キーボードの電源スイッチとUSBポート |
コネクトボタンとインジケータランプ |
BluetoothでiOSデバイスに接続するので、ペアリングも楽チン。キーボードの蓋を外し、電源スイッチをONにする。iOSの”設定”をタップし”一般”の”Bluetooth”をオンにする。それからキーボードのコネクトボタンを押す。iOSデバイスがキーボードを検出したら、それをタップ。すると下のようなアラートが現れる。
ペアリングガイド |
接続完了。Bluetoothはペアリングがカンタン。 |
内蔵電池で動いているこのキーボードは、スペック上連続使用70時間くらい持つらしい。使用中”Battery low”ランプが点灯したら、付属のUSBケーブル(安っぽい…)を使ってUSB経由で充電しよう。
ちなみに、このUSBポートは充電用でしかないらしく、USBでPCにつないでもUSBキーボードの代用にはならなかった。
ワイヤレスキーボードで編集中… |
Numlockを操作すると、キーのオレンジ色部分(テンキーの配置になっている)を入力できるようになるのだが、残念ながらiOSデバイスではNumlockをいくら操作してもオレンジが入力されることはなかった。ただPCやPS3で使えることは確認できた。数字入力はテンキーに慣れていた自分にとって、このNumlock操作ができなかったことが残念だった。
このキーボードを使えば、iOSデバイスでMac OSのようなショートカットキー操作ができる。次に文書入力にて使えそうなショートカットキーを列挙してみたので、参考程度に見てほしい。
使えそうなショートカットキー
- Shift + 方向キー : 方向キーの方向へ文字を選択する
- Shift + Command + ← : カーソルから前の文字列を全選択
- Shift + Command + → : カーソルから後の文字列を全選択
上2つの選択方法は一行のフォームに入力中の場合、Shift + 上下キーで代用可(提供もこたん)。 - Command + Space : 日本語/英語入力切替
- Command + Z : 操作を取り消す(Undo)
- Command + X : 選択文字を切り取る
- Command + C : 選択文字をコピーする
- Command + V : クリップボードを貼り付け
- Command + A : 全選択
- Command + ←: カーソルを行頭へ移動
- Command + →: カーソルを行末へ移動
- Control + I : タブを入力
- Control + K : カーソルより前の文字列を全削除
- Option + 英字キー : 特殊文字入力
- などなど…
評価
ワイヤレスでふにゃふにゃ素材シリコン製のキーボードということで、入力に難があるのでは?と心配しながらも、キーボードをクルクル巻けるというロマンに後押しされYahoo!オークションで3500円ほどで購入したブツだったが、予想以上に使い物になる品だった。何よりショートカットキーが便利すぎて…もう手放せない。注:オクには類似品も出品されている。今回紹介したキーボードは、キー配列が英語でありMac用のキーがあるSanwa販売のものである。同じ製品をお求めの方は、ぜひ注意してほしい。
4979184639354165189
https://www.storange.jp/2012/05/apple-app-pages.html
https://www.storange.jp/2012/05/apple-app-pages.html
Apple App "Pages" レビュー
2012-05-14T03:18:00+09:00
https://www.storange.jp/2012/05/apple-app-pages.html
Hideyuki Tabata
Hideyuki Tabata
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