目的
USBドライブ内に出来たEFIパーティションを,macOSのディスクユーティリティ(diskutil)を使って消去し,まっさらな状態にする.

このdisk2s1というパーティションもろとも,キレイまっさらにフォーマット/消去することが今回の目的.

経緯
環境はこちら.

起動ディスクのため読み込めない旨のメッセージだ. ”Initialize(初期化)”ボタンを押してディスクユーティリティ(diskutil)を起動. すると,次のように2つのパーティションが表示された.

この状態でdisk2s1などを選択し,”Erase(消去)”ボタンをクリック,デフォルト設定でErase(消去)してみたところ,エラーが発生しフォーマットできなかった. パーティションの内訳を見てみると,次のようになっていた.

後で説明するが,すべてのデバイスを表示し,USBドライブ自体を選択,消去を実行するとdisk2s2だけがフォーマットされ,4.1kBのサイズでdisk2s1と認識されているパーティション(*印のあるところ)だけが消えずに残ってしまった. なんとか消せないものかと色々いじっていると,どうやら消去の設定が間違っていたことがわかってきた.
- iMac 21.5" Late 2012
- macOS High Sierra (version 10.13)



EFIパーティションを消去する
デバイス一覧の全容が見えないので,”View(表示)”より”Show All Devices(すべてのデバイスを表示)”を選択する(High Sierra以前ならばこの作業は不要).

次に,パーティションではなく,USBドライブ自体を選択し,”Erase(消去)”をクリックする.

先程までは”Erase(消去)”をデフォルト設定のまま行っていた. これがEFIパーティションを消去できない理由だった. 正しい設定は次のとおり.

そして"Erase(消去)"ボタンをクリックすると,見事EFIパーティションもろともキレイに消え,フォーマットは無事成功. 以後,ふつうのUSBドライブとして使うことができるようになった.


- Format(フォーマット): MS-DOS (FAT)
- Scheme(スキーム): Master Boot Record

ドライブナンバーについて
調べると,ドライブナンバー(diskNs1などの数字)には次のような意味があることが判明.
- diskN: ディスク全体を指す
- diskNs1: EFIボリュームであることを意味する
- diskNs2: ファーストボリューム
- diskNs3: セカンドボリューム
以上!

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https://www.storange.jp/2017/09/macosefi.html
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macOSでEFIパーティションを消去する
2017-09-30T17:18:00+09:00
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Hideyuki Tabata
Hideyuki Tabata
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