2020年ごろ購入したKorgのminilogue。先日、購入以来はじめてのファームウェアアップデートをした。そこでエラーに遭遇。起動せず、アップデートモードでの起動も出来ず。カスタマーセンターの方のご協力で無事に解決したまでを記す。
ダウンロード | minilogue | KORG (Japan)minilogueダウンロードページへの直リンクを貼ってみた。macOS版のバージョン2.01をダウンロードしてアップデートを行った。アップデート時の環境はmacOS Ventura 13.1であった。ダウンロードしたアップデータをマウント。
アップデートガイド(minilogue_Mac_JP.pdfなど)は一読。OSバージョンはOK。KORG USB-MIDI DriverはmacOS Catalina以降不要との記事が公式発表されており、記事中のOS対応表からも不要であることが判ったためインストールはせず。ほか、インストール中は他のアプリケーションを終了させること、アップデート後のバージョンダウンはしないことなどを確認。アップデート方法はこのガイドの通りに行った。
minilogueとパソコンをUSB-B to Aケーブルで接続。minilogueの[6]と[8]ボタン(DelayとSideChainボタン)を同時に押しながら電源ボタンを長押ししてアップデートモードで起動。ディスプレイにKORG minilogue Version Up Modeの表示を確認。パソコンで「minilogue_Updater_0201_mac.dmg」を開く。現在のファームウェアバージョンが表示されていればOK。もしなければUSBケーブルを確認(交換がおすすめ)、Detectボタンでminilogueを再認識させる。
パソコン上にminilogueのバージョン番号も表示されておりUpdateボタンもクリック出来る状態であるので、クリックしてアップデート実行。
悲劇はここではじまった。プログレスバーが7割行ったあたりで次のようなエラーが表示されたのだ。
エラーコード-10000。Please Retryと言われたらそれは再試行しちゃう。だが、minilogue Software Updater曰くすでにminilogueは最新のバージョンにアップデート済みと認識している模様。
ここで詰まった。Updateも出来ず、しかしminilogueのディスプレイにはアップデート完了を示す「Complete!」表示も無く、minilogue側はアップデート中だと思っている様子。禁断の一手。minilogueさん、おやすみなさい、長押しで電源を切る。minilogue側が気づいていないだけでアップデートは完了しているのかも、ならば再起動だ、ということでminilogueの電源を切ってしまう。当然再起動されず。アップデートモードでの起動も出来ず。行き詰まる…。
さて結論を先に記す。Force Update Modeを使うのだ。minilogue Software Updaterが「minilogueは最新バージョンだよ」と認識していても、メニューバーのOptions → Force Update ModeをクリックするとUpdateボタンをクリック出来るようになる。このモードでアップデートが成功するまで再試行。わたしの場合おそらくUSBケーブルの接続があまかったのだろうか、3回ほど試行してようやっとアップデートが完了、minilogueディスプレイに「Complete!」が表示された。
さて、起動できなくなったminilogueさん。カスタマーセンターの方にご相談させてもらったところ所見修理が必要とのことだった。しかし、「しばらく電源から切り離してもう一度起動を試みてみては？」とアドバイスをもらったので、minilogueの配線をACアダプタ含めすべて外し、丸一日放置。もう一度USBケーブル(パソコンへ)とACアダプタを接続し[6]と[8]を押しながら起動させたところUpdate Modeで立ち上がってくれたのだ！事前にカスタマーセンターの方からForce Update Modeについて伺っていたので試みたところ、無事アップデートに成功したという話。
アップデート後にminilogueを再起動させるときはだいぶドキドキしたものの、当然のように起動してくれ、パネルアップデート、次いでボイスアップデートも無事済んで、いまではminilogue Sound Librarianで音色も色々試せる日々。ありがとうカスタマーセンター、ありがとうminilogue…。
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