ZigBeeとはなんでしょう?
機械と機械を線でつないで通信させる方法を有線通信と呼ぶ。この線を電波に置き換えるとそれは無線通信となる。ZigBeeはこの無線通信を行うためのプロトコルである。"じぐびー"と読む。プロトコルとはすなわち、"通信に必要な前提"のことだ。
例えば、人と人が会って会話をするなんてのも、ある種通信と言える。この場合、プロトコルは暗黙の了解として確立されているわけだが、使う言語や言い回しなんかがそれに当たる。片方が日本語で話かけても、相手側がフランス語で答えていたらそれは会話にならない(語学レッスンの場合を除く)。両者互いに日本語、あるいはフランス語で話すという前提(プロトコル)を了解しているから会話(通信)が成り立つのだ(語学レッスンの場合を除いたワケだが、それであってもプロトコルは存在する。"語学レッスンである"という前提が存在するからだ)。
無線通信のためのプロトコルと言っても用途によって様々な種類がある。ZigBeeはセンサネットワーク用の無線通信プロトコルである。センサネットワークは文字通り、センサとともに使う。ドアが開いていることを感知できるセンサ、室温を感知できるセンサ、有毒ガスを感知するセンサなど、これらセンサの感知した状態を無線で送受信したいならばZigBeeの出番だ!センサネットワークを組めば建物の環境や状態をほぼリアルタイムに知ることができるようになる。
ZigBeeの基礎はIEEE("あいとりぷるいー"と読む)という団体が定めている。IEEEは数多くのプロトコルや標準規格を定めていることで有名である。またIEEEの定める規格は世界標準なので、(もちろん!)世界で通用する。例えばZigBeeプロトコルを備えた機器ならば世界中のどこで販売されている機器でも(不良品やニセモノを除き)通信をさせることができるわけだ。要は同じプロトコルを備えている機器同士ならばどんな機器とでも通信させることができる、これがプロトコルの力だ。
ちなみに、このおかしな名前の由来は、"ZigZagに飛ぶBee"らしい。ジグザグ状に飛び回る蜂のように通信することから、こう呼ぶらしい。なんだそりゃ?詳しくは次回の次の回。
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https://www.storange.jp/2013/04/zigbee.html
https://www.storange.jp/2013/04/zigbee.html
ZigBeeとは
2013-04-03T17:55:00+09:00
https://www.storange.jp/2013/04/zigbee.html
Hideyuki Tabata
Hideyuki Tabata
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